中波用ループアンテナの製作


2004/3/14
2007/4/22改稿

地元放送局では聴きたい番組を放送していないし、かといって、ネット放送はつながりにくいし、曲は聴けないし・・・・
そういえば30年前のBCLブームのはしりの頃、トランジスタラジオで全国の放送局を受信して、ベリカードを集めた覚えがあるが、当時当然のように受信できていたニッポン放送が今は全く受信できない!
いろいろと原因はあるだろうが、その一つとして相対的なノイズレベルの上昇と。さらに近隣諸国の強い放送の混信も原因の一つにちがいないと見当をつけました。
当時は今のようなデジタル機器は全く存在していなかったですからね!
とにかく、電波が昔に比べて弱くなった訳ではないので、障害を少しばかり取り除けばきっとニッポン放送も直接受信できるに違いないと思い、実現に向けて計画を立てました。
そして、ここではその第1弾として、専用のアンテナを作ることに致しました。
写真はクリックすると拡大できる物もあります。

中波のアンテナとして代表的なのは、なんと言ってもスモールループアンテナでしょう。
そういえば1981年に、当時ブームだったBCLの専門趣味誌として存在していた「短波」という雑誌に、ペンネームで製作記事を掲載したことがありました。
製作するにあたり、出来るだけ手持ちの部品を活用する事とし、特殊品は使用せず、新たに購入する部品も近所のホームセンターで調達できる物に限定しました。

手持ち部品:バリコン(430pFx2)、M型同軸コネクタ、カップラ、ボールドライブ、つまみ、ビスナット類
新たに購入した物:TV用屋根馬、2cm角杉棒(910cmと1820cm各1本)、0.3sqビニル線(30m)、L型補強金具X4、1tアルミ板10cmX30cm、L型ステーX4、L型吊り金具X4

なお、角材の長い方は1300cmにカットして使用。
L型吊り金具は角材の端部に使用するので、割れるのを防ぐ意味から木ねじ式ではなくビス ナット式を使用しました。
角材を十字型に組み合わせ、補強金具で固定。
端に吊り金具を付け、ビニル線を8回巻き。(赤のビニル線)
ピックアップ部は1回巻き。(青のビニル線)
巻き数はカットアンドトライにて決定。
バリコンはパラレル接続。
アルミ板をコの字型に曲げ、L型ステーで補強。
巻きはじめ〜巻き終わりの処理。
今回はタイラップで締め付けて固定した。
(右写真のリード線上に黒く写っている物)
吊り金具
今回はねじ止め式を使用。
木ねじ式を使うときは下穴をしっかりあけ、角材が割れないように注意する必要がある。
完成後、早速受信機(実際はトランシーバのTS-690S)につないでみると・・・・あら、なんと不思議な事に、今まで屋外の短波用アンテナでは全く受信できなかったニッポン放送が聞こえるではありませんか!時間は午後9時前です!
バリコンを回してチューニングし、今度はアンテナを回転させ、ノイズと混信が最も少なく放送が最も良く聞こえる妥協点(?)に設定します。
さすがにフェージングの谷間では聴きづらくなりますが、SINPO=34343といったところでしょうか・・・・
3月25日追記
実際にはニッポン放送は18時過ぎから受信できます。夜遅くなるとフェージングが深くなり、混信の影響もあり受信状態は悪くなります。
1053KHzの名古屋CBCはニッポン放送よりも安定して入感しますが、こちらも超強力な北京放送のサイドをかぶってシャリシャリ音が入ったりブロックされたりします。