メタル管5球スーパーの製作


YAS's Factory 画像/写真はクリックで拡大表示できます。 2007/1/16

ST管5球スーパーが完成したので、次はメタルチューブによる5球スーパーの製作です。
1.回路設計
回路自体はST管のものと全くといって良いほど同じです。
まあ、一部手持ちの部品に合わせて定数をいじった程度と真空管が変わった事くらいですね。
まあ変わりようが無いのですが・・・
もっとも今回は同調指示のマジックアイやメーターのたぐいは省略しました。

2.部品
部品はIFTがトリオのT-20を、コイルはスターの5SBを使用しました。
今回はダイアル機構に糸かけダイアルを使用しないでボールドライブを介して直結として簡易化してみました。
ボールドライブも最近は入手が困難かもしれませんが、特に周波数が入ったダイアルが無くてもかまわないならバーニヤダイアルでも良かったのですが、やっぱり周波数目盛は入れたかったので・・・・

シャーシは前回と同じくミズホの5球スーパーシャーシを利用します。
通販だと送料が結構高いので穴あけからやろうかと思っていたのですが、大阪に行ったついでに買って帰りました。

3.シャーシ加工と部品の取り付け
メタルチューブやGT管用のオクタルソケットはST管用よりも若干小さいため取り付け穴はすべて修正の必要がありました。
とは言ってもヤスリで広げただけですが・・・
トランスの取り付け穴も要修正でした。
その他バリコンやAC電源コネクタの取り付け穴は新規に寸法を採って開けます。
穴あけが終われば固定する部品の取り付けです。


4.配線 2007年1月22日追加
07012201.jpg 基本的にはST管の時と同じだが、シャシがST管用なのでメタル管(GT管)ではピン配置の関係でかなり綱渡り的配線になってしまいました。
本来は事前に良く検討して真空管ソケットの向きを90度ずらした位置に取り付けねじの穴を新たに開け直した方が良かったと思われます。
配線が終わったら例のごとくチェックを行います。
今回は2カ所配線忘れが見つかりました。うち1カ所は回路図に現れない所でした。
(後述)
チェックがOKなら、まだ真空管は挿さずに電源をON。
ここで、ヒューズが切れるトラブル発生!
あれやこれや調べ回って、結局電源トランスが内部で短絡していることが判明。急遽後日MT管用にと買ってあった物に交換。
写真は交換後のものです。

次に5Z4だけ挿してDC電圧確認後、OKならすべての球を挿して電源をON。
と、見事に発振しているではないですか・・・・!!
部品の配置を変えてみたりあれやこれやといじって見るも?

しか〜し、よく見ると6SK7のソケットに配線していないピンを発見!・・・・見事シールドを接地配線するのを忘れておりました。

5.ダイアルの検討
Dial_an.jpg とりあえず机上で検討。
戦前の放送局型ラジオのダイアルを真似て、それに周波数を追加した形にする事に決定。
早速パソコンで製図してプリントアウト。
アクリル板に貼り付けて完成。
指針は前回同様に0.5φのカラー鉄線をボールドライブの軸に取り付けるように小さな円盤をアクリル板で作り接着剤で固定。
できたら早速本体に取り付けてみる。
事前に見当を付けて取り付けてあったパネルよりもはみ出してしまいましたが、まあキャビネットに収めればわからないということでOKとする。
ダイアルができたら次は調整で仮完成。
07012204.jpg
07012206.jpg 手頃な合板とカッティングをやってくれるホームセンターが月末まで休業中なので、今月はとりあえずここまで。
写真は前回作ったST管5球スーパーの上に乗せたところ。
この状態での感度は上々ですが、アンテナ線を取り外すと発振気味になる・・・・ので、とりあえずIFTに並列に47KΩを抱かせて抑えておきました。
根本的にはソケットの取り付け方向をかえてやらなけりゃなりませんので、まぁ感度もまずまずなのでこの状態で我慢することにします。

なお、右下のつまみはダミーです。
音質調整を付けても良かったのですがあまり実用的でもないのでデザイン上ダミーのボリュームを取り付けてつまみをつけました。

6.ケース加工 20070217追加
07021701.jpg 材料の準備として、ST管の時と同様に側板は10mm厚の桐板を、上下板と前面板には6mm厚のベニヤ板をホームセンターで購入し、定寸にカットしてもらう。
自分でのこぎりを使って切るよりも圧倒的に綺麗に仕上がる。
但し1mm程度の誤差はある(自分で切ったらもっと誤差が出る?)。
穴開けは実寸を測定しながらセクションペーパーに。
07021702.jpg 穴開け完了!
前回よりはまあましに仕上がったか?

しかし
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07021703.jpg 穴あけの時、下に10mmの板を敷いて加工していたにもかかわらず、勢い余って!
テーブルにも穴を開けかけてしまった!

工作時にはくれぐれもご注意!
07021705.jpg 外箱のケースの組み立てはST管の時と全く同様に。
ここで問題発生。
底板の厚さ分の寸法を考慮しないで前面パネルの穴あけをしてしまったことに気が付いた。
仕方ないので急遽ボリュームとダイアルシャフトの穴を広げることで対処。
スピーカーの位置はぎりぎりOK。
ダイアル面はちょっと上端が狭くなってしまったが、まあこれでいいことに妥協。
07021704.jpg 組み込みが終わったら、底にゴム足を貼り付け。
底は四角い穴が開いた状態のままであるが、まあ当面はこのままで・・・
そのうち蓋を取り付けます。
07021706.jpg 前回作ったST管5球スーパーの上に重ねて。
スピーカーの前面がむき出しであることと、ダイアルのエスカッションも欲しいところですが、それはそのうち考えることにして、とりあえず、
完成!
です。

さーて、次はMT管で作りますか!