6mSSBトランシーバーの製作


YAS's Factory 画像/写真はクリックで拡大表示できます。 2007.12.12

1.まえせつ

ここしばらくはやたらと真空管を使った製作ばかりでしたので、今度はオール半導体でトランシーバーでも作ってみようと思い立ちまして・・・・
作りやすさから言えばHFのローバンド用(3.5MHzから7MHzあたり)でしょうか?
21MHzあたりも面白そうだし、50MHzは過去の経験もあるからなぁ・・・・・
というわけで、最終的な周波数は後で決めることにして、とりあえずSSBジェネレーターの製作からスタートすることにします。
まあ最終的に完成品として仕上げるのは大体1年後を目標に、暇な時間に少しずつ作り上げていくこととします。
また、出来るだけ手持ちの部品を利用することを原則として、少々時代遅れで古くても部品箱で眠らせておくよりは使ってやったほうが良いということで・・・・


というわけで SSBジェネレーターの製作 スタートです。
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2.設計
クリスタルフィルターは手持ちのものが9MHz6エレメントのものなので、これをベースに考えることにして部品箱をかき回してみますと・・・・
マイクアンプはOPアンプでもいいのですが、TA7063Pの未使用品が1個見つかったのでこれを利用。
バラモジはかつては定番だったSN16913Nを利用。
IFは悩むところですが、とりあえず2SK161を使ってみることに。
このFETは内部でカスコード接続されており安定性が良さそうだし、AGCが簡単に済みそうなので第一候補という事で。
第二候補としてデュアルゲートMOS-FETの3SK70を検討。
いずれも手持ちは10本以上あってOK。
ただ、2SK161は2SK241などに比べるとPGが結構低いので3段増幅に。
低周波はこれも定番だったLM386Nで・・・・
というわけで、できあがったブロック図が右図の通りです。

回路図に起こしてみると・・・・何も変哲もないオーソドックスな回路となりました。
(回路図は縮小すると何も見えなくなったので、右の回路図の文字をクリックすれば実寸図面が開きます)

ブロック図
[回路図]

3.プリント基板の製作 (2008.4.4追加)
回路図を見ながらセクションペーパーにパターンを描いていく。
寸法は現物合わせに限る!(Hi)
パターンは1mmピッチA4のセクションペーパーを使用しました。
厳密にはインチサイズの方が正確なのですが(ICのピッチなど)穴あけの精度は2.5mm<>2.54mm(1/10インチ)の誤差よりも遙かに大きいので問題ありません。
手持ちのあり合わせの基板を使用したので随分ゆったりとした部品配置になってしまいましたが、この60%位のサイズでも大丈夫そうです。

まずはセンターポンチで穴あけ位置を決定します。
ある程度の強さで印を付けないと後でドリルする時に刃先が逃げやすくなります。
また強すぎると特に紙基材の基板の場合は割れてしまいますので注意。
ポンチ作業終了。
印忘れがないかパターンと比べながらチェックする。
0.8mmのドリルで穴あけ終了。
穴が太く見えるのは削りカスの粉が穴に詰まっているため。
左は作業中力を入れすぎて折ってしまった0.8mmのドリル刃。
ガラス基材に鉄鋼用ドリルだと10ヶ所も穴を開けると刃がなまってきてつい力を入れてしまう。
穴あけが終了したら、クレンザーなどで良く磨いて基板表面のサビや汚れをきれいに落としておく。
私の場合は市販の台所用サビ落としスチールウール(商品名:ボンスター)を使用して水を流しながら磨きました。
パターン描き完了。
今回は黒のフェルトペン細書き用の新品を使用。
インクの乗りが薄いとエッチング時に取れてしまうので何度も重ね塗りする。
古いペンは使わない方が無難。

穴あけ忘れがみつかればこの時点であけておくこと。
エッチング・・・・
私の場合はホーローのバットに塩化第2鉄溶液を入れ、餅網を間に入れてガスコンロで加熱。
50℃くらいでコンロを消して余熱でエッチングします。
3〜5分で完了。

4.プリント基板作成の続きとはんだ付け (2008.4.9追加)
エッチングが完了したらインクを取り除き良く水洗いする。
ここでもスチールウールで良く磨く。
乾燥したらフラックスを塗布。
フラックスは松ヤニをアルコールに溶かして自作した。
フラックスが乾いたら端子(ハトメラグ)を取り付けてはんだ付け。
写真は表面。
この周波数では両面基板を使う必要は無いが、たまたま手持ちがあったために使用しました。
同左、パターン面。
なお、この時点でランドやパターン同士の短絡や穴あけのミスがあれば修正しておく。
実際にパターンミスを2ヶ所発見しましたが、一ヶ所はカッターでパターンを切り離して加工。
もう一ヶ所は、まあはんだ付け時に・・・・
はんだ付け途中・・・
受信IF部のみ終了。
はんだ付け完了。

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