6mSSBトランシーバーの製作
その3


YAS's Factory 画像/写真はクリックで拡大表示できます。 2008.10.13

1.まえせつ

ここの基板が完成しましたので、いよいよ組み立てです。
トランシーバー完成に向かってGO!

まず最初にケース加工から。

2.ケース加工
ちょっと不満はあったのですが、北九州のパーツ店では適当なサイズのケースとしてはリードのPS-5しか見当たりませんでしたので、多少使いにくいのは我慢して使うことにしました。
まず方眼紙に配置を考えながら穴あけ位置を決めて、そのままケースに当ててポンチを打ちます。
PS-3は板厚が薄いので不満だったのですが、逆にケース加工は簡単にできました。
なお、右側の丸穴はボールドライブを介してVXOのバリコンを回すためですが、とりあえずセンターにシャーシパンチで20mmの穴を開けておきました。
最終的にはもう少し上方向に拡大しなければならないはずなのですが、現物合わせをした後に拡張してボールドライブの取り付け穴もその時開ける予定です。
穴あけが終了したらレタリングを入れます。
10年ぶりくらいに取り出したレタリングのシートですが、特に問題なく使用できたのには驚きました。
レタリングが終了したら固定スプレーを吹きかけてレタリングが剥がれないように保護します。
私の場合は専用の固定スプレーではなく水性光沢のクリア塗料スプレーを使っています。
保護スプレーが乾燥したら、全ての部品を仮付けしてみます。
この時部品の取り付け位置のバッティングがあれば修正します。
3.配線と調整     →総合結線図 2008.10.26追加
電源ユニットとジェネレーターユニットの配線を済ませて調整に入ります。
まずキャリアー発振部の電源(+12V(C))を接続して別の受信機(私の場合はTS-690Sにアンテナ線として1mほどのビニル線を接続)で9MHz辺りを受信しキャリア発信を確認します。
出力側のトリマに数センチのビニル線を付けただけで、Sメーターがフルスケール近くになりました。
強すぎる時はアンテナを短くするかアッテネータを入れます。
正確に8998.5kHzで発信するようにトリマで調整します。
次に受信部にも電源(+12V(R))を接続して、今度は9MHzI/O端子にビニル線を付けて9MHzの信号を入力します。
私の場合はディップメーターの信号を使いました。
とりあえず信号音が最も強くなるようにIFTのコアを回しますが、最大回しても1/4回転以下のはずです。
私の場合はほとんど回さないでもOKでした。
最後に送信部の調整ですが、マイクを接続し+12V(T)の他に、コンデンサマイクの電源になるマイクコネクタの+5Vも忘れないように電源の配線を済ませます。
まず、マイクのPTTでリレーが動作することを確認します。
電源側のリレーはテスターで+12VのRかTを計るとPTTによって切り替わるのがわかります。

次にPTTを送信状態にしてマイクから音声を入力して別の受信機で9MHzのSSB信号を受信します。
自分の声でしゃべりながら受信するのはわかりにくいので、私の場合はジェネレーターを別室に持って行きラジオの音声を大きな音にして入力しました。受信音はヘッドフォンで聞きます。
マイクゲインの半固定抵抗は半分くらいの所にしておきます。
この状態で受信音が歪まないようにトリマコンデンサでキャリア量を調整します。
部屋を何度も行き来する必要がありますが、きれいな信号にするためですので、手間を惜しんではいけません。
ジェネレーター部の配線と調整が終了したらトランスバーター部です。
全ての配線が終了したら例のごとく誤配線は充分チェックします。
信号系は同軸ケーブル(1.5D2V)で、他はAWG24程度のビニル線で配線しますが、ひとつの端子に2つの配線をする所が数カ所ありますので、間違いないか、不十分なはんだ付けがないかは何度も確認します。
機器動作不安定要因の大多数ははんだ付け不良であると言われますので。
受信部の調整はとりあえず適当な50MHzの信号(私の場合はディップメータの信号)を受信しながら最もSのふれが大きくなるようにトリマ及びコアを調整して終わりです。
送信部はマイクから信号を入力しながらコイルのコアで出力が最大になるようにします。
ここでもコアはほとんど回さなくても済みました。
VXOの信号出力は簡易的に送信出力が最大になるちょっと手前くらいにします。
以上でとりあえず完成です。

周波数可変範囲は最終的に50.10〜50.26MHzで出力は140mWでした。