15mSSBトランシーバーの製作


YAS's Factory 画像/写真はクリックで拡大表示できます。 2009.7.25

8.出力フィルタ及び電源コントロール部
出力フィルタはごく一般的なπ型2段です。
このフィルタは凝ってしまえばきりがなく、チェビシェフ型等にすればかなり急峻なカットオフ特性も得られますが、リップルも多く調整も面倒な割には効果はそれほどでもないので、むしろ簡単に済ませた方が得です。
ここから出力インジケータの信号も取り出します。
結合は小容量のコンデンサを使うのですが、今回は2本のホルマル線を縒り合わせてキャパシタンスを持たせた物で代用しました。
信号の送受切換は手持ちの小型高周波専用リレーを使用しましたが、21MHz程度なら電源の切換に使ったリレーでも問題なく使えると思います。
電源切換は2回路分をパラにして信頼性を確保しておきます。
2009.11.9追加
出力フィルタ/電源コントロール部のパターン図 完成した出力フィルタ/電源コントロール部 これで全ての基板の製作が終了。

9.大問題発生! 2009.12.1追加
日記(11月17日分)にも書きましたが、VXOは組み立ててから発振することだけを確認して、可変範囲などのチェックをしていなかったので、改めて確認してみると、可変範囲が非常に狭いことが判明。
まずはバリコンの容量を疑ってみて、確かに当初予定のAM用ではなくFM用の2連であることが判明。
何とか同寸のAM用を入手して(日記11月26日分)再度チェックするも、基本波で20kHz弱という変化率の狭さは多少は改善されたものの相変わらず・・・・
一応水晶はVXO用ということで特注した筈なんだが・・・・・
ここで、ふと気が付いたのは3倍高調波を取り出すためにコレクタ側に付けた同調回路。
ひょっとしたらこのQの高い同調回路が邪魔をしているのかも!と、急遽発振出力の取り出し方法を変更した基板に作り直してみました。

改良型VXO基板パターン

10.VXOのカットアンドトライ
作り直した基板で早速チェック・・・・・・してみたのですが・・・・・やっぱり20kHz弱しか動かない・・・・・?
次に疑ったのは水晶にシリースに入れてあるRFC。
50MHzトランシーバーのときは簡単にうまくいったのでここには同じ18μHのマイクロインダクタを使ったのですが・・・・
色々な値の物で試したい所ですが、福岡市内の部品屋にはマイクロインダクタの小さい値の物が置いていない。
小倉のパーツ屋にはあるにはあったが種類が少ない・・・・
とりあえず入手できた22μHに変えてみると・・・・やや広がった・・・・・約25kHz。
次に手持ちの18μHと10μHをシリースにして28μHにしてみると、さらに広がったのはいいけれど、バリコンの入った方(低い周波数の方)で異常発振(発振音が濁って聞こえる)。
さらに低くすると発振停止してしまうので、ここは22μHに戻す。
次に試したのは水晶のケースをアースに落とすこと。
ストレーキャパシタが若干増して、発振周波数がやや下にずれた他は大差なし。
まあ、ボディエフェクトを避けるためにもこのままにして次に。今度は水晶とパラに小容量のコンデンサを入れてみる。
まず10pFで試すと発振するものの、異常発振している・・・・・・
今度は4pFにして試した所70kHz弱、及び50kHz弱の範囲が取れるようになりました。
21MHzに直すと、最下端が175kHzで、ちょっと予定よりも高めですが、上端は462KHzで、バンドをちょっと飛び出した辺りになりましたので、この状態でOKと致しました。
但しセラミックコンデンサを足したので、周波数安定度がどうなるか・・・・・・
まあ、ポリバリコンの温度係数の方がずっと大きいと言う話も聞いたことがあるので、このままでとりあえず様子を見ることにして、ようやく問題解決です。
しかし、クリスタルにパラにコンデンサを足すと周波数が低い方に動くと言うことは物の本で読んだことはありますが、周波数範囲が拡大するというのは新しい発見です!
なお、前ページのリンクにある回路図は改良後のデータにしてあります。
最終的に出来上がったVXO基板

11.ケース加工
ケースは先に作った50MHzトランシーバに合わせてリードのPS-5にする予定だったのですが、販売店に在庫が無く、ほぼ同寸法でアイデアルのCO-90Wにしました。
前面パネル加工図 後面パネル加工図 サブシャーシ加工図